ふつつかものですよ

結婚3年目 2018年12月女の子を出産。育児関連の書評、日常について綴っています。ふつつかものですが日々開き直って生きています。

書評『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』~"子供脳"を理解すると子育てがもっともっと楽しくなる!

こんにちは。もの子です。

 

図書館で借りた本の感想です。

『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

著書:池谷裕二

 

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

 

 

いや~面白かった!

0~4歳のお子さんがいる親御さんにはぜひ一度読んでみて欲しいです。

 

池谷さんといえばTBS・土曜夜のニュース番組「新・情報7DAYS 」のコメンテーターでお馴染みの方ですね。

脳の成長や老化についてを研究されていて東京大学薬学部の教授でもあるそうです。

 

www.gaya.jp

このレトロなホームページ、郷愁さえ感じる・・・!

 

お嬢さんの誕生~4歳までの子育て日記+脳科学のコラムがたっぷり。

ハイハイ・お喋り・初めての嘘など成長のひとつひとつに、娘ラブな親バカパパと理論的な脳科学者の両方の視点が織り交ざっていて楽しいです。

 

脳の専門家なら赤ちゃんの頃から効率的で効果的な脳トレをするのかな?なんて想像していたのですが、読み進めると全くそんなことはなく。

親子のコミュニケーションと日常生活の中での体験(イタズラ含め)をとても大事にされています。

 ★

以下印象に残ったところをメモ。 

早期教育について

早期教育についてはバッサリと切り捨てていて、実際自分のお子さんには何も習わせていないそうです。

むしろお子さんが通う幼稚園のカリキュラムで繰り上がりの足し算を教えている事を疑問視しているくらい。

 

知識を詰め込むだけの早期教育は、(やってはダメとまでは言いませんが)長期的にはほぼ効果が無いと考えています。

池谷裕二「パパは脳研究者子供を育てる脳科学」P221)

親の教育意欲が過剰だった場合、教育意欲が全くない親に育てられた場合よりも、子供の達成動機がむしろ低くなることが知られています。

池谷裕二「パパは脳研究者子供を育てる脳科学」P224)

との記述をみて腑に落ちたことが。

 

あくまで私の周囲だけかもしれませんが、小さいころからピアノや塾など複数のお稽古ごとに通っている子は「意欲や好奇心が低い」子が多いと感じていました。

成績は悪くなくて中くらいなんだけど、部活動や清掃時間や合唱など色々な場面で先生が見ていないととたんに手を抜きたがるというか・・・

『頭の回転早いな〜』『話していて面白いな〜』って子に無気力系の人は居なかったように思います。

賢さの基礎”メンタルローテーション”

メンタルローテーション=頭の中で自由に物体を回転させて眺める能力

初めて聞く単語でしたが、すごーく興味深い!

  • スポーツ(サッカーのフィールドを上空から見下ろすなど視点を移動できる)
  • 立体思考
  • 他人の視点を想像する(気遣い・思いやり)
  • 自分を客観視する(自己評価・自制心・自己修正)

など様々な事に使われる能力で、積み木や立体パズルでたくさん遊ぶことで養われるそう。

 

以前読んだおもちゃ選びの本↓にも『積み木遊びは落ち着きや想像力を育む』とあったけれど、脳の働きが関連しているんだなぁ。納得。

hututuka.hatenablog.com

 コミュニケーションを取らずに育てられると大半の赤ちゃんは死んでしまう

衝撃的でしたが…とある実験(詳細は本にて)で食事・排せつなどのお世話は適切にするが全く会話をせずに赤ちゃんを育たところ2才までに全員死んでしまったそうです。

愛情は心の栄養と言うけれど、まるで餓死。

赤ちゃんにとってお母さんとのコミュニケーションがどれほど重要か思い知らされます。

あらためて、正面から目を見てたっぷり触れあおう・・・。

 

 

他にも『ある時期までは顔を手で隠すだけでその場から消えたように感じる』や『はじめは自分と他人の区別がついていない』など、読めば読むほど子供と大人では脳の作りが全く違う。

こんな風に世界が見えているのか!と驚きの連続です。

他にもイヤイヤ期、躾には褒めると叱るどちらが有効か、イタズラや嘘についてなど脳科学の視点から見た子育てのヒントがたくさん!

 

とっても面白かったので購入して手元に置いておこうと思います。